私は20才の時から一人暮らしをしている。経済的にも時間的にも猶予があったにも関わらず、このていたらくなのは弁明の余地もない情けなさ。それでも、この七年程度で培われた習慣や知恵があるので紹介しておく。
今履いているのもすべて紐がない靴。運動靴と耐油靴(飲食店のアルバイトで使用していた)などを愛用している。
この頃はアルバイトの制服の都合で、白い半そでシャツを着ることも増えた。
自分で服を買うようになってからパンツはボクサーブリーフだけにした。好みとして横のしま模様であることが多い。最近のものでは、スマイリーの絵柄が入っているものを買った。
現在は100円均一で買った、透明の袋(一個当たり何十枚も入っている)に紙幣と小銭を分けて入れている。できるだけ現金は持ち歩きたくないが、生活が立ち直るまでは仕方ない。
そこで、より効率よく歯磨きをするために、大きさの異なる歯ブラシを三本くらい使い分けて歯磨きをするようになった。大きい歯ブラシは歯の上面を、小さい歯ブラシは歯の側面や隙間。もう一つは奥歯を磨きやすい一点を磨くのに適したブラシになっている。
電動歯ブラシも持っているが、どうにも使いこなせていない。
レンジで温めるご飯の容器を洗って、それをおかず用の食器にしている(二次使用後、汚れ具合によって洗わずに捨てる)。洗い物はない方がいいので、割り引き弁当(おかず+米)を買えた夜は時短できる。
また、コップはそれに近い形状をした、ゼリーやアイスの空き容器で代用している。三百円くらいするパフェのカップは大きめのため特に使いやすい。
野菜ジュースを飲む度に、紙パックのままコップに注ぐと、注ぎ口がすごく汚れる。これを防ぐために、ボトルに詰め替えることで紙パックで注ぐ回数を二、三回に留める。
ボトルには400ml×2くらいで詰め替えて、容器の水かさに少し余裕を作る。500mlまで入れると、冷蔵庫から出し入れする際に中身が揺れて、ボトルのフタを汚す懸念がある。
ボトルに入れきらず、紙パックの中に余った200ml程度は詰め替えた直後に飲んでおく。パック内に残留した成分は少量の水でまんべんなく溶かして、また飲む。薄くなったのは流して捨てる。
ボトルの洗い方にも工夫が必要で、平たい形状のスポンジをスプーンで押さえるみたいに、ボトルの内側を隅々まで磨く。
野菜ジュースの臭いは、ボトルが乾いた後に結構残る……。